SSブログ

少女七竈と七人の可愛そうな大人 [読書]

図書館って返却期限があるのね~[あせあせ(飛び散る汗)]

ネタバレ含みますぅ


少女七竈と七人の可愛そうな大人 (角川文庫)

少女七竈と七人の可愛そうな大人 (角川文庫)

  • 作者: 桜庭 一樹
  • 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
  • 発売日: 2009/03/25
  • メディア: 文庫




と、言う事で夜中までかかって読み終わったよ~
結構長かったのに、1日で読んだのだ[あせあせ(飛び散る汗)]

この本はちょっと変わってて、基本は七竃っていうめちゃめちゃ美人の女の子の話なんだけど、章ごとに語り手が変わるの。
最初は七竃のお母さん。これが七竃の産まれた経緯を話してるんだけど、次が七竃本人で、そのまま続くのかと思ったら、母親の友人とか、犬のビショップやら、親友の雪風(男の子)だったりするの。

七竃は凄く美人に産まれている事をちっとも喜んでいなくて、その容姿が引き起こす揉め事とか誰か判らないけど、なんとなく想像がつく自分の父親の事とか、帰ってこない母親の事とかを静かに考えてるんだよね。

特別に大きな事件が起こるわけではないけれども、誰もが語る話が深く重く、悩みながら日々が過ぎていって、でも、ある重大な事実がはっきりしてきた時、ずっと置いていかれた子供だった七竃は初めて新しい生活をすることを考えてくんだよね。

いつも特別視されてた七竃はきっと、この後は少しだけ特別だけど、普通の人生を送りそうな気がするの

でも、一番心に残ったのは、七竃のお母さんがやっと全ての気持ちを整理して、実家に帰ったっていう事実かなぁ
普通の女がそこまで(自分の娘を置いてまで)熱く深く人を愛してるって事がとても衝撃だった本でした[わーい(嬉しい顔)]
nice!(2)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 2

コメント 2

あきら

うさこさん
Nice!ありがとうございます♪
by あきら (2011-06-09 23:36) 

あきら

おっくーさん
Nice!ありがとうございます♪
by あきら (2011-06-15 21:11) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。